ルームランプのヒューズ何故切れる?効率的に交換する方法と注意点まとめ

ルームランプのヒューズ寿命を延ばす方法

ルームランプのヒューズは、車内の照明をつかさどる大切な役割を担っています。
しかしながら、ヒューズには寿命があるため、いずれ切れてしまうことが避けられません。
そこで、ルームランプのヒューズ寿命をできる限り延ばす方法をご紹介します。

ルームランプの使用頻度を下げる

ルームランプのヒューズ寿命は、使用頻度と深い関係があります。
ルームランプを頻繁に点灯するほど、ヒューズの負荷が高まり切れやすくなります。
したがって、ルームランプの使用頻度をできる限り抑えることがヒューズ寿命を延ばすコツです。

例えば、ルームランプのスイッチを「DOOR」から「OFF」にすることで、ドア開閉時の自動点灯を防ぐことができます。
また、必要なときにのみ手動で点灯するといった使い方を心がけることも効果的です。
夜間の車内探し物など、やむを得ず点灯が必要なシーン以外の使用は控えめにすることをおすすめします。

ルームランプをLED化する理由

ルームランプを従来の白熱電球からLED電球に交換することで、ヒューズの負荷を大幅に下げることができます。
LEDは白熱電球と比較して消費電力が約5分の1と劇的に少ないため、ヒューズにかかる負担が軽減され寿命がのびます。

加えて、LED電球の交換頻度自体が白熱電球の約20倍と長期間メンテナンスフリーで使用できる特長があります。
これらの理由から、ルームランプのLED化はヒューズ寿命を延ばす上でも大いにオススメできる対策といえます。

ルームランプ用ヒューズの適切な選択

ヒューズ選びを誤ることも、ヒューズの早期切れにつながります。
ルームランプ回路には専用の電流値が設定されているため、それに合ったヒューズを使用する必要があります。

一般的には7.5Aタイプのヒューズが採用されているケースが多く、車種によっては10Aの場合も。
オーナーズマニュアルでルームランプヒューズの規格を必ず確認し、誤った選択を避けることが大切です。

ルームランプのヒューズ切れ時の対処法

次に、もしルームランプのヒューズが切れてしまった場合の対処法を解説します。

ルームランプヒューズの見分け方

まず切れたヒューズを特定する必要がありますが、ヒューズ自体には専用のマークがない車種も多く分かりづらい場合があります。
その際は「DOME」「ROOM LAMP」「INTERIOR LIGHT」など、ルームランプを示す表示を目印に、オーナーズマニュアルで配置位置を確認し切れたヒューズを見つけましょう。

ルームランプヒューズの交換方法

ヒューズの交換は難易度の低い作業です。
ヒューズボックス内にある専用のペンチを使い、古いヒューズを引き抜き新品と交換します。
ただし、ケガやショート事故を防ぐため、必ずバッテリーのマイナス端子を外すか、交換前にルームランプのスイッチをOFFにしておくことが大切です。

ルームランプヒューズ交換の頻度と時期

新車時から数年は問題が発生しづらいものの、車両が経年で老朽化していくにつれて、ルームランプ回路のショートも起きやすくなります。
そのため、車検時などの定期メンテナンス時には念入りに点検し、異常が見られた場合には速やかに新品ヒューズと交換することをおすすめします。

ルームランプをLED化するデメリット

一方で、ルームランプのLED化には注意点もあります。
LEDは消費電力が低い反面、車両側が電球の切れを正常に検知できない場合があるため、警告灯が誤点灯してしまうことがあります。
この対策として防ぎコードを追加する必要がある点は、コストや手間の面でデメリットといえます。

ルームランプLEDでヒューズが切れる理由

また、安価な劣悪品のLEDを採用した場合、発熱や過電流などでルームランプのヒューズが切れてしまうことがあります。
LED化に際しては、信頼できるメーカーの品質保証された製品を選ぶことが大切です。
極力、過電流を防止するために定格電流に余裕のあるタイプの選択を心がけましょう。

以上、ルームランプのヒューズに関して、寿命をのばす方法から切れた際の対処法まで解説いたしました。
ご参考にしていただければ幸いです。

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